「ホワイトナイト」
第十一章

ホワイトナイト97

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「じゃあ、わかるよな? 俺がお前に合わせるから。お前はゆっくり息だけしてろ」
 陽介は壊れものでも扱うように、そっと猛をうつ伏せにする。
 だが、背中にキスを落とされながら高く尻を掲げさせられ、噴死しそうになりかける。それでも幸い、顔は枕に伏せていられる。陽介が尻を左右に開かせ、奥の窪みのごく浅い入り口を指でほぐし始めた直後から、猛はリネンを噛んで羞恥を堪えた。
「そんなに広げる必要あるのか」
 とか、
「そんなにしげしげ見る必要があるのか」
 など、言いたいことは山ほどあったが、ごねた分だけ自分にとっては気まずい時間が長引くだけだと忍んでいた。

「猛。危ないから痛くても急に動くなよ」
「……う、ん」
 開きかかった窄まりを内から外へと押し広げ、体液をまとわせた指が一定のリズムで出入りをする。そのしなやかに反る指が内襞のある一点をかすった瞬間、猛は弾かれたように声を上げた。
「あっ! あ……っ! な、に」
「大丈夫だ。猛。痛くねえなら大丈夫だから」
 腰から背骨に電流が突き抜けたような衝撃と、甘美な痺れに息を喘がせ、猛が腰をくねらせる。その下肢のうねりが陽介の指を、さらに奥へといざなった。

「だいぶ解れてきたな……」
 声に安堵をにじませながら、陽介が背後から猛の肩にキスをした。
 もう指のつけ根まで侵入を許した内奥を指の腹でゆるゆる擦られ、脚の間にまわした片手で淫らに昂ぶりを愛撫され、手元のシーツを手繰り寄せる。
「も、……やめ、こんな……」
 いたぶる気かと振り向けば、陽介が悪どく頬を歪めて微笑んだ。




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