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【  2016年12月  】 

やっぱりか……。

未分類

2016.12.07 (Wed)

 前回の更新記事では、この半年ぐらいで、BL小説のライトノベル化が加速した気がすると書きました。やっぱり、この傾向。下火になるどころか、書く側は更に斜め上を求められるようになっていくのかも。私、リーマン同士とか職人さんとか、明治大正昭和初期ぐらいの、レトロなBL小説ばかり書いてるんですが。先日も、「あなたの話は地に足がつきすぎている感じがする」と、言われました。やっぱりか……。やっぱりいろいろその辺な...全文を読む

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新撰組を描いた連載始めます

未分類

2016.12.21 (Wed)

 幕末の新撰組を描いた刀剣アクションBLの連載を始めました。Hシーンやエロ要素は、ほぼゼロです。青木るえかという評論家の名言の『男が我が身を削るようにして男を愛する』を、目指します。エロ要素のときめきとドキドキを求めていらっしゃる読者様のご期待には、お応えできないかもしれません。また、ずっと更新していなかった間も時々サイトを覗きにいらして下さった方がいると、感謝の気持ちでいっぱいになります。本当に、...全文を読む

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【 死か降伏か 】あらすじ

死か降伏か

2016.12.21 (Wed)

 亰の人々を震え上がらせた新撰組に、単身立ち向かった商人の少年。呉服屋の若き店主蔦屋(つたや)の千尋(ちひろ)は事あるごとに新撰組に敵対し、時には同時に援助する。はたして千尋の思惑とは……。幕末の京都を駆け抜けた男たちと新撰組の、命がけの攻防を描きます。また、作中の登場人物、エピソードにはフィクションが含まれております。予め、ご了承下さい。...全文を読む

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死か降伏か 1

第一章 OBEY

2016.12.21 (Wed)

 嘉永6年(1853年)。伊豆の下田にペリー率いる連合艦隊が来航し、圧倒的な軍事力の前に開国を余儀なくされた徳川幕府は、急速にその権威を失墜させた。以来、倒幕をもくろむ尊王攘夷(そんのうじょうい)派藩士による暗殺騒ぎが横行し、京の都は野戦場と化していた。そんな無頼(ぶらい)の輩(やから)を制圧するため、京都守護職の会津藩が文久3年(1863年)。幕臣警護の名目で、壬生浪士組(みぶろうしぐみ)を「御預...全文を読む

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死か降伏か 2

第一章 OBEY

2016.12.22 (Thu)

 女中が無言で頷いて、そっと席を外すとともに、別の女中が入れ替わるように酒と肴を用意する。「長州藩士を匿うなどと、とんだ濡れ衣でございます。ご覧の通り、手前どもは安価が売りの呉服屋でございます。島原や長屋のご新造相手のしがない商売人に、御上にたてつくなんて度胸はとても、とても」花村は柔和な笑みを張りつかせたまま徳利を掲げ、芹沢に酒をすすめて応答した。しかし、芹沢は一刀両断に言い捨てる。「口では何とで...全文を読む

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死か降伏か 3

第一章 OBEY

2016.12.23 (Fri)

 「袖の下をよこせってんなら、はっきりそう言え。腐れ壬生浪(みぶろう)!」芹沢達の背後から、よく通る男の声がした。直後に壬生浪士組の侍が四方八方に飛びのいて、自分の刀に手をかける。それでも男は怯むどころかますます血気盛んに着物の裾を尻からげにして放言した。「てめえら公儀御用(こうぎごよう)だ何だの言って、金をむしり取っていやがるが、こちとらてめえの体張って稼いだ金だ。壬生浪なんぞに一銭だって渡しゃし...全文を読む

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死か降伏か 4

第一章 OBEY

2016.12.26 (Mon)

 芹沢は茫然自失になりながら、それでも背後に迫った花村の殺気を感じて、振り向いた。しかし、同時に大立ち回りで酔いが回った芹沢は、たたらを踏んで態勢を崩し、冷たい土間に転倒した。肩越しに仰ぎ見れば、店の奥を守るように番頭の花村が刀を向けて立っている。また、前方では店の間口を塞ぐように、若い男がぬるい笑みを浮かべている。その男が頭上で構える脇差の切っ先が、夏の日射しを照り返すように閃いた。芹沢は吹き出し...全文を読む

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死か降伏か 5

第一章 OBEY

2016.12.27 (Tue)

 若い男の白く細いうなじには、汗濡れた黒髪が艶めかしく張りついて、微かな刀傷から鮮血が薄く筋を引いている。沖田は男の着物の懐を探り、ピストールを抜き取った。しかも、それは銃身や引き金に、金の塗りがほどこされ、工芸品かと見紛(みまご)うほど豪華な造りの洋銃だ。「……油断のならない御人のようだ」渋面を浮かべた沖田を男は忌々しげに睨みつけた。江戸や京の豪商にも、洋燈や洋靴と同じように洋銃を、己の財力を誇示す...全文を読む

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死か降伏か 6

第一章 OBEY

2016.12.28 (Wed)

 「うっ、くっ、……」沖田は額の前で刀を支えて唸り出した。渾身(こんしん)の力で柄を握る沖田の腕が震え出し、仰け反った半身がさらに九の字に折れ曲がる。沖田の刀に十字に刀を当てた男の長い前髪が沖田の額に触れていた。まるで鉛のように重い剣。相手の刀をこれほど重いと感じたことは一度もない。逆光になっている相手の人相まではわからない。だが、なぜ前髪の子供の剣がこんなにと、沖田は奥歯を食いしばる。そうして戦慄く...全文を読む

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死か降伏か 7

第一章 OBEY

2016.12.29 (Thu)

 その意味不明な彼の言葉は、沖田の耳にも甘美で妖しい響きをもった不思議な声音で伝わった。静まりかえった店先では、藍の地に屋号を白抜きにした暖簾が風に旗めいた。「Dont’ let me say the same thing(これ以上同じことを言わせるな)!」 語気を強め、前髪の少年を咎める蔦屋の円らな瞳が怒りに燃え立ち、色白の頬が引きつった。ほどなく、佑輔という少年は可憐な仕草で唇を噛み、掲げた忌々しげに刀を振り下ろす。刀...全文を読む

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プロフィール

坂東蚕

Author:坂東蚕
BL小説書き。
小説ディアプラス第27回チャレンジスクール編集部期待作・第1回BL小説大賞編集部期待作受賞。
お仕事ものや、和風、明治大正昭和レトロなBL好き。

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